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TIPS 総合型選抜の本質的な考え方・出願書類作成のヒント

このBlogは、全国各地のクリエイティブな受験生の「探究と研究」を支援するハイレベル総合型選抜専門塾《Alternative Academy®︎》の代表・河合雄介が主筆です。AO入試(現・総合型選抜)の受験生やその保護者、高校の先生、大学の教員、企業の採用担当者の方々からいただいた質問に、私見も含めながらお答えしていきます。

※質問募集は公式LINEでもお受けしております。
※全ての質問に回答できるわけではございません、ご了承ください。

【Q&A】#61-65に続き、AO入試(総合型選抜)の受験を審査する側である「大学教員・職員」の方々からいただいた質問に回答します。


私は、文章が上手いかどうかよりも、「受験生の思考がどこで止まったか」を「自覚しているかどうか」を見ています。
生成AIを活用することが当たり前の時代、そして、予備校講師などの入れ知恵が増加中の現在、優秀な受験生を見極めるポイントの一つは「失敗の理由」を語れるかです。

信頼できると感じるのは、結論がきれいにまとまっている書類ではなく、途中で迷った点や、考えが揺れた瞬間が正直に書かれているもの(顕れているもの)です。

受験生の多くは「完成したストーリーを提示」しようとしますが、大学での学びはむしろ前提を壊されるところから始まります。その意味でも、未完成な思考を未完成なまま説明できることは、大学で学び続ける上での重要な資質だと、総合型選抜を指導する最前線からは感じています。

 


活動の量そのものより、それらがどう整理されているかに着目してみましょう。

荒削りだとしても、点と点を繋げる細い線の「質が見えるか」
実績が多い場合、それぞれの経験がバラバラな点で並んでいるだけで、受験の段階や大学入学後にも「線や面にできない学生」はたくさんいます。(就活生でも多いですね)

重要なのは、たった一つの特技だけでなく、異なる複数の経験を通して、自分が何を考え、何が変わったのかを説明できるかどうかです。

大学次第ではあるのですが、経験を「積んだ」ことよりも、「どう意味づけているか」が問われていると、10年以上感じています。

 


書類では論理的に整理されているのに、面接になると問い返しができないケースは、面接官を経験された方々が一度は直面しているのではないでしょうか。

文章は時間をかけて「誰かと共に」整えられますが、口頭言語での思考の反応は「一人きり」ですので、その場で露呈されることが多くあります。

筆者である河合は「書類は他塾又は自力」で作成した受験生の模擬面接をすることが多々ありますが、そこで見えるのは、「答えるよりも考えるときのスピード」や、「前提を揺さぶられたときの対応力」です。

このズレは、能力の差というより、これまでどれだけ「考え直す経験」をしてきたかの差だと感じています。Chat GPTなどのAIにその「経験」を委ねる(譲る)ことをしてきた受験生は、表面的な言葉しかでてこないため、少しづつ指摘の傷口を広げてみると論理が崩壊してしまう方も少なくありません。

最悪の場合、悔しくて泣くか、イライラして逆ギレ状態、なんていう方も稀にいらっしゃいます。
模擬面接は練習試合ですが、本番で露呈してしまうと結果は言うまでもありません。

このような面接になってしまった受験生が「圧迫面接だった」という感想やコメントをSNS上でポストしているわけですが、大学の先生方からしたら「正論で指摘・質問」しているだけですよね。
思考力の低下は隠れた社会課題で、本当に困ったものですね。


「答えを出すこと」に慣れているからです。
そして、「答えを教えること」を高校や予備校がしてしまうからです。

中学や高校の段階では、成果物として「まとめること」が求められやすいので、どうしても「結論を出す訓練」になりがちです。しかも、それらは点数やスピードなどの「定量的価値」で判断されてしまいがちです。

しかし大学では、問いを長く持ち続ける力や、途中で立ち止まったとしても「現在地を再確認できる力」などが重要になりますよね。

探求で「求めて終わり」でもなく、探究で「究めて終わらせる経験」だけでなく、「未解決のままでも研ぎ続けられる経験=研究」として捉えられている人かどうかが、大きな分かれ目になります。

探究学習を総合型選抜受験に活用・接続する動きは今後も加速すると思いますが、「そもそも、なぜその探究テーマを選んだのか」から問い直す面接をすると、Q68のように本心が顕れやすくなります。


「前提を疑う余地がある問い」です。
どこを当たり前(定数)として受け取り、どこに違和感(変数にできる可能性)を持つかで、受験生の思考の癖が無意識に表れることが多いと感じています。

知識量よりも、「この問いをどう読んだか」が答案に滲み出る設問は、読んでいて面白いですし、学びの方向性も想像しやすいと感じます。伸び代が「ことばの節々」に出ているようなイメージです。論理的な流暢な文章も能力としては素晴らしいと思いますが、「唸るような」指摘や視点が提示されていると、魅力を感じることもあるのではないでしょうか。

つまり、「AIが書いた模範解答」や「形骸化した接続詞依存テンプレ」などとは本質的に着眼点が異なるような回答に出会える可能性のある問いです。

そういった設問(=今後の過去問の蓄積)が増えていくことで、総合型選抜の志望理由書も「既視感のない」、「多様な視点のある」面白いものが増えると考えています。大学の特徴が出やすくなり、将来性も楽しくなりそうだなと、毎年期待しています。

Alternative Academy®︎ではクリエイティブを超えて、ややクレイジーな小論文課題を解いてもらうことも多いのですが、ぜひ大学の入試でもご活用いただければと思います。


次回は、Q71-75にお答えします!

Alternative Academy®︎
代表・河合雄介


この記事を読んでくださった受験生・保護者・関係者の皆様にとって、
受験本番までの時間が最も長く残っている日は、今日です。

「総合型選抜、何から手をつけていいかわからない…」
「書類の添削ってどこの塾も同じですか?」
「学校の先生との面接練習だけで合格できますか?」

様々なお悩みや心配事があるはずです。
まずは一度、Alternative Academy®︎の無料カウンセリングを受けていただき、最適な準備をご検討いただければと思います。皆様の決断を先導&後押しできる準備を整え、サポートでお待ちしています!

受講相談・無料カウンセリングはこちら
>> https://altrntv-acad.com/contact/

Alternative Academy®︎はクリエイティブでオルタナティブな学び方を徹底して伴走します
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